本当のことを知るには。

コロナ禍になってから、新型コロナ関連の報道から目が離せなくなった。

それと同時に、自分が知りたい情報はこれなのかな?と思うことも増えてきた。

そうするとネットやSNSで検索するようになる。

YouTubeがオススメしてくれる動画にも、そういうものが増えてくる。

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悩ましいことに、主にテレビで目にする情報と、自分が探して見つかる情報は全然違っていることがけっこうある。

自分は何も知らないんだなぁと思い知る。

そしてネットから得た情報が、本当に正しいのかどうかの判断もむずかしい。

 

でも、一年前までわたしは未就園児の子どもを家でみていたので、じっくりスマホと向きあう時間はあまりなかった。

一年前のわたしだったら、どうしていたのかな…?

 

情報弱者が、テレビや新聞を信じるしかない人たちが、本当のことを知るにはどうしたらいいのか。

何を、誰を信じたらいいのかな?

 

フキサチーフ

フキサチーフとは…。

絵画ががスレたり色あせたりしないように、最後に吹きつける定着液のことなのだそう。

 

フキサチーフ」というタイトルの松下洸平さんのエッセイ連載が、雑誌『ダ・ヴィンチ』ではじまった。

そのタイトルに込められた意味にすごく共感。自分のこのブログもそんな風に綴っていけたらいいなぁと思います。

 

「思い込み力」と「無知力」をもつおかげで

躊躇なく前にすすんでこれた、とあります。

わたしにはすごくすごく足りない、あったらいいなぁと思うもの。

 

わたしも、朝ドラ「スカーレット」を見て八郎沼にハマったひとり。

フキサチーフの連載をこれから楽しみに待ちたいと思います。

 

『流浪の月』読了

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『流浪の月』  凪良 ゆう著

−−− 女性の警察官が梨花ちゃんの手を取った。わたしはとっさに反対の手をつかんだ。どれだけ強くつかんでも、この手は離れる。わかっているのにつかんだ。幼いわたしの手を、文はしっかりとにぎってくれた。この世界のどこかに、わたしをつかんで放さないでいてくれた人がいる。それは十五年間、わたしを支え続けてくれた。( p269より)

 

読書をする時間を少しずつ作れるようになってきたので、本屋大賞に選ばれた本をいくつか読んでみようと図書館へ。

さすがに2021年のノミネート作品は何十件も予約が入っているものばかり。

運良く、2020年大賞作品の『流浪の月』が見つかったので読んでみました。

 

上に抜粋したところが好きです。